モブキャストはゲーム関連の新興市場銘柄であり、業績に関しては安定していると言いがたいものがあります。
そのため、株価の乱高下も激しく仕手株化もしやすいものとなっていますが、なぜ三越伊勢丹よりも仕手株化しやすいのかというと、企業の規模の大きさの違いがまずあげられます。

三越伊勢丹は時価総額が8000億超もありますから、資金力が豊富な仕手筋といえども株価を吊り上げるというのは、簡単なものではありません。
仕手株で利益を上げるためには、当然安値で仕込んだ株を高値で売りさばく必要があるのですが、仕手筋は自然と株価が上がるのを待つのではなく自ら株価を吊り上げて株を売り抜くため、株価のコントロールがしにくい三越伊勢丹のような銘柄は仕手株として選ぶことはあまりありません。

一方のモブキャストは時価総額が100億円少ししか無く、仕手筋の資金力であっても株価の吊り上げが比較的優しい部類であるため仕手株として人気を集めやすいものとなっています。
更にモブキャストが仕手筋にとって有利な材料として、ゲーム株というのは期待によって買われやすい銘柄であるだけに一度注目が集まれば、根拠がなくとも買いが入りやすいものとなっているので、少し値を釣り上げればそれに乗じる投資家たちが集うのでそのような投資家が勝手に株価を吊り上げてくれることになります。
後はそのような株主たちが値を吊り上げてくれたところに、安値で仕込んだ株を売りつければ売り抜きが完了するということになるのです。
このように企業の規模の違いから規模の大きな三越伊勢丹よりも、規模の小さな新興市場に上場しているモブキャストのほうが仕手株化しやすい理由となっているのです。